御在所岳~関宿(9/17-18)

PVの宿泊ポイント消化のため、湯の山温泉を訪ね御在所岳に登った。翌日は亀山の関宿を見学した。

9月17日(木)御在所岳

今週は秋雨前線が停滞して天気がすっきりしない。当日の天気予報は午前中曇りの予報だったので、午前中に登山をすべく、飯田を朝3:30に出発し、御在所岳登山口の駐車場に7時に到着した。

御在所岳(1212m)は鈴鹿山脈を代表する山。ロープウェイで行けるのでハイキングレベルの山と思い込んでいたら、登山道には大きな花崗岩が露出し鎖場も多く結構ハードな山であった。登りは中登山道ルート、下りは裏ルートを利用した。

コースタイム:
7:15中道ルート駐車場→7:20中登山道口→8:00地蔵岩→9:15山頂
9:35山頂発→9:55国見峠→10:30藤内壁出会→11:30駐車場

▼早朝の駐車場 複数の登山者が登山の準備をしていた。登山口の標高は550m。

▼おぼれ岩

▼地蔵岩

▼御在所岳山頂は深い霧・ガスに覆われて、まったく視界がきかなかった。

▼裏ルートは国見峠から三滝川沿いに下る。


藤原岳麓周辺

御在所岳の登山を終えたのち、菰野市から25㎞ほど西の「いそべ市」にある藤原岳を見に行った。藤原岳は鈴鹿山脈の北部に位置し、花の百名山で有名。秩父の武甲山と同様、石灰石が採れるため、太平洋セメントにより採掘され山容が変わっている。ただそのおかげで長い間人の手があまり入らなかったので植生が豊富とのこと。曇り空で山の全体像はわからなかったが、次回登ってみたい。

▼付加体の形成については、藤原自然科学館のイラストがわかりやすかった。


9月18日(金) 関宿

関宿は東海道五十三次の47番目の宿場。古代からの交通の要衝で、伊勢別街道、大和街道が分岐する宿場町。したがって宿場の規模も大きい。現在は街道の約1.8キロメートルが重要伝統的建造物群保存地区に指定され、町並みがよく保存されている。

▼眺関亭からの眺め

▼関の山車(せきのやま)
狭い家々の軒先を山車が巡行していく「関宿祇園夏祭り」が有名。
狭い街道を山車が通るさまは、これで限度いっぱいの意味で使われる「関の山」の語源になったと言われている。

▼「関宿祇園夏祭り」は関神社の例大祭として行われる。

▼旅籠 玉屋
江戸時代の旅籠。「関で泊まるなら鶴屋か玉屋、まだも泊まるなら会津屋か」と謡われた大旅籠で、収容客は200人ほどあったとのこと。往時の旅籠の雰囲気を味わうことができる。

▼今は新コロナウィルス対策が大変だが、昔の旅は蚤(のみ)や蚊との戦いだった・・・。

▼離れの客室にある庭 客室の欄間は当主が彫ったものだそうだ。

▼関の戸 370余年続く深川屋。江戸時代寛永年間より作り続けている「関の戸」は、忍者の末裔 服部伊予保重により考案されたお餅菓子。
2019年深川屋に残る古文書から当時の忍びの記述が発見され、忍びの隠れ蓑の和菓子屋として有名。街道に唯一残る庵看板は江戸時代の旅人の道しるべ。

▼おまけ
関宿の隣には亀山の名阪工業団地がある。シャープの亀山工場は液晶ディスプレイの工場として有名。2000年代までは日本の家電産業も勢いがあったが、資本力で勝る韓国・中国勢に圧倒されてしまった。多くの企業を誘致しようと計画されたのであろうが、今は多数の空き地がある。

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