飯田のお茶の木から新茶を摘んで紅茶を作った
作り方:
1、茶摘 → 萎凋工程(お茶の水分を抜く)
お茶を300gくらい摘み、お茶を新聞紙の上に広げ一晩おく。
乾燥させるために、ミニ扇風機を弱にして空気を動かした。
データ: 初期重量 280g
乾燥 21時-8時
乾燥後重量 161g → 重量減少率 58%
2、揉捻工程(お茶をもむ)
葉っぱが柔らかくしおれ重さが60%程度になったら、お茶を揉む作業に入る。
ビニール袋に入れて、粘土をこねるように1時間くらい揉む
時々空気をいれて根気よく。そうすると葉っぱの色がこげ茶かかってくる
3、発酵工程
茶の葉を破砕すると葉の表皮などにある酸化酵素のポリフェノールオキシダーゼと、内側に含まれるカテキン類が接触し酸化作用が起こり赤くなる。茶の場合、この酸化作用を醗酵と呼んでいる。
20度、湿度90~100%の環境で約1時間程放置する。この段階で味が決まるので、下記のようにな簡易的な恒温高湿環境を作成した。
・ダンボールに断熱材を敷き、その上に温度25-30度の水を入れた蒸し器を置く
・蒸し器にざるを入れ濡れタオルを敷いて、その上に先ほど揉んだお茶を入れる
・データ 温度:20-25度、湿度90-100%で1時間ほど発酵
(15分くらい置きに、お茶の葉をひっくり返す)
すると緑色のお茶がますます茶色がかっていく
4、発酵止め、乾燥
・皿の上にキッチンペーパーをしいて、その上に茶葉を乗せる
・皿ごと電子レンジに入れ、500Wで約3分20秒 → 茶が黒っぽくなる
・電子レンジから出し、揉んだりして全体を乾かす
・電子レンジ 500W 2分10秒 x 3回繰り返し、その都度茶を揉み砕き、乾燥させる
電子レンジに入れる前 電子レンジ乾燥後
5、完成
さっそくお茶を入れる。
ティースプーン一杯/1人 沸騰したお湯を入れて茶葉が広がるまで3分待つ。
6、比較
宍原の「やまを」の望月さんから和紅茶をいただいたので、味、色、匂いを比較してみた。
自作のお茶は新茶ということもあるのだろうか、色も濃くタンニンも少々多い感じ。
味・匂いに甘みがあり、おいしかった。
左:やまをのお茶 右:自作「啓茶」 左:やまをのお茶 右:自作「啓茶」
茶葉 左:やまをのお茶 右: 自作「啓茶」
参考にしたURL:
http://www.alit.city.iruma.saitama.jp/07tea-museum/18try2.html
http://hoiro.jp/koucha/index.html
http://hojotea.com/jp/posts-997/
http://kumaen.net/info/teamaking_kocha.htm