市田柿の出荷(12/3)

干し柿が完成し、日ごろお世話になっている方々に送った。今年は7月の長雨と8月のかんばつで下伊那地方の柿の収量は例年より1-2割少なかったようだ。我が家は昨年までは、柿の強剪定や秋口の円星落葉病発生のために取れ数も少なかったが、今年は昨年の倍以上の収穫だった。以下、この一年間の経過を備忘録的にまとめおく。

柿の手入れ作業

冬の作業:
2019/12/21~2020/1/4
・円星落葉病対策-柿の落ち葉集め(焼却、埋める)
・追肥 苦土石灰、鶏糞(粒状)
2020/01/06~2020/01/13、01/25(お経山)
・柿の剪定
2020/02
・柿の木の整理、焼却

春の作業:
2020/02/29 柿消毒 第1回目
2020/04/30 柿畑 草刈り
2020/05/30 柿畑 草刈り

夏の作業:
2020/06/06 柿消毒 第2回目(白山にお願い)
2020/06/27 柿消毒 第3回目(白山にお願い)
2020/07/12 柿消毒 第4回目(白山にお願い)
2020/08/01 柿消毒 第5回目
2020/08/11 柿畑 草刈り
2020/08/16 柿消毒 第6回目
2020/08/17~08/26 柿の摘果
2020/08/29 柿消毒 第7回

秋の作業:
2020/09/24~26 柿畑の草刈り
2020/10/03 柿消毒 第8回

2020/10/24~11/03 柿収穫 合計27コンテナ出荷
2020/11/03 皮むき、燻蒸、吊るし 3コンテナ460個
2020/11/04 皮むき、燻蒸 吊るし 1コンテナ144個

202011/14 柿畑の不要な柿を落とす

2020/11/24 柿の取り込み(はざおろし)
2020/11/25~ 柿揉み、寝かせ
2020/12/02~12/04 柿梱包


柿の観察・気づき

円星落葉病:
6月に腰を痛めたため、円星落葉病の重点消毒時期に自分では作業できず、白山の先生にお願いした。冬場の枯葉整理が功をそうしてか、9月末までは葉が青かったが、雨が続いた10/11ごろ、円星落葉病が一気に広がった。栗の木の下の柿はまだ良いが、上の畑はひどくなった。白山の柿は毛虫にやられたので、来年は毛虫対策の消毒が必要か?

水不足:
8月は猛暑が続き、8/20ごろ、百ちゃの畑の下の柿が水不足で枯れ始めた。柿の実もかなり小さく、このままダメになるかと思ったが、秋になると持ち直し、たくさんの実をつけた。ただし摘果が十分でなかったので、ほとんどが80g以下の小さい柿で、出荷に寄与しなかった。

柿の熟成:
9/27 上(かみ)の柿畑を見ると柿の実がしっかりついて葉っぱも大きい。一部赤みがかったものもあるがほとんどは青色。一方、健二さん宅上の白山の柿はかなり赤くなっている。我が家の柿もすでに1-2週間前からずいぶん赤くなっている。ただし栗の木の下は青い。やはり8月の猛暑の影響や水不足の影響があるように思う。

8/23の柿

9/25の柿

柿の取り込み~乾燥~出荷

11/3 収穫時の柿のヘタの色と内部の状況

11/3,4 皮むき~燻蒸~吊るし

乾燥曲線
・柿460個:11月3日より乾燥 、11/24取り込み
・残り140個:11月4日より乾燥、11/24取り込み
 ⇒18個吊りの柿を
  A:石垣側、B:真ん中、C:納屋側の3本について測定
  初期重量 A:1.86、B:1.96、 C:1.86kg

今年は晴天が続き、とくに初期段階での乾燥スピードが速かった。

2020年11月の天気(温度、雨量)

 

参考:2019年の天気

11/24 はざおろし時の柿の状態

揉み~天日干し工程
はざおろし後、手もみして天日干し。その後、機械揉みし米袋に入れて寝かせる工程を3回実施。揉む工程は、JAのやり方に準じたほうが良いと思われる。

11/30 柿の断面内部

完成した柿 参考に白山と伝田の柿と比較した。

化粧箱の組み立て(備忘写真)

 

 

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