11月25日~29日にかけて干し柿の取り込みを実施。
その後啓子さんがしっかりと手揉みを繰り返し、一様にぶどう糖の粉がふいた。
<基本データ>
乾燥の取り込みのタイミングは重量比で約35%程度が目安と言われている。そこで、そのタイミングを計るため、乾燥時の重量変化を記録した。
1、すだれ柿の重量変化
・堤やの柿 日陰干し 10個の柿すだれ重量=1.4㎏ ⇒ 柿1個の初期重量:110~140g
・乾燥期間:11月5日~11月28日 (24日間)
・乾燥3週間強で重量変化が38%に到達したので、手もみを開始した。
2、わり柿の重量変化
・へたのとれた柿は半分にカットし乾燥。日なた・日陰での乾燥曲線を確認した。
・直射日光のあたる日なた干しは、日陰干しに比べて約2倍ほど早く乾燥する。
・じっくり乾燥させるにためには日陰干しがベター。
▼日なた干しは乾きが早く硬くなる
▼日陰欲し
参考:2019年11月~12月の気象トレンド
11月は快晴の天気に恵まれ、また朝夕の寒暖差で朝霧が15日ほど発生。
柿をゆっくり乾燥させるには”乾燥→吸湿→乾燥”のサイクルが必要だが、湿度変化を見るとそのサイクルがうまく回っているように思われる。
朝霧は最低気温が10度を下回らないと発生しない。また氷点下になると霜になるので、柿の乾燥には11月の気候が適している。
▼雨量
▼湿度
▼11月7日~11月11日 4日間の温湿度トレンド