ダウ平均は新高値、国債市場からは危険信号

情報源: 株の話、経済の話、何の話だろう?: ダウ平均は新高値、国債市場からは危険信号

 

上記したように、ダウ平均は史上最高を記録し、マーケットは好調な展開です。しかし、このウォール街の格言を、ここで思い出す必要があります。

債券市場は株式市場より賢い

ヘッジファンド・マネージャーの経験があるフェルダー氏は、このチャートをツイートしています。

世界の国債に投資しているETFの日足チャートです。見てのとおり、崩れが最近顕著になっています。ご存知のように、国債は政府からの保証付きですから、一般的に安全な投資と考えられています。しかし、資金は世界の国債から逃げているのです。言い換えると、株式市場より賢い債券市場は、世界の国債を全く信用していないのです。極論すれば、賢い資金は、世界の中央銀行には、もう為す術がない、と判断しています。

国債価格の崩れは利回りの上昇を意味します。10月3日、1.596%だった米10年国債の利回りは今日2.117%です。パーセンテージに直せば、この1ヶ月で何と32%も上昇し、正にパニック売りです。10年債の利回りは銀行ローン金利に大きく影響しますから、自動車ローンや住宅ローンの金利が上昇します。言うまでもなく、急速な金利上昇は株には悪材料であり、私はコナー・セン氏の見方に賛成です。

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