幼虫は辺材部を下方へ向かって食害し,樹皮面に排糞孔をあける。幼虫は生育を完了するのに2~3m食害するため,ドウダンツツジのように幼虫が食害できる部分が少ない樹種では,樹幹内を上下方向に何度も食害する。このため,木が衰弱して枯死したり,風や雪で折損する。
発生しやすい条件
特にない。
防除のポイント
・耕種的防除
発生初期に被害部を剪定,除去する。
・生物防除
なし。
・農薬による防除
虫糞を排出している孔付近に幼虫が生息しているので,その穴から殺虫剤を注入することが有効である。しかし,ドウダンツツジにおける本種に対する登録農薬はない。
園芸用キンチョールEがイチジクにおいて登録がある。
参考資料: