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人間vsAI 投資で勝つのはどちらか? – アフターレポート

 

以下のレポートは、THE PAGEの記者に執筆いただき、それをアストマックス投信投資顧問株式会社が編集したものです。

カリスマファンドマネージャーとAIファンド開発者が福岡に集結!投資応援セミナーを開催

開催日:2017年3月20日 福岡県 FFGホール

ダイジェスト版 動画
ファンドマネージャーと人工知能(AI)投信の開発者が“対決”する「投資応援セミナー」が3月20日、福岡市の福岡銀行本店ビル・FFGホールで開かれた。 日本ではなじみの薄い投資信託(投信)への理解を深めるため、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)、レオス・キャピタルワークス、ヤフーグループが協力して企画。 参加者には、20~30代のカップルなど若年層も結構見られ、700席が開会前にほぼ埋まり、近年の投資への関心の高さがうかがえた。

講師は、レオス・キャピタルワークスの藤野英人社長、マグネマックス・キャピタル・マネジメントの岡田克彦CEO(最高経営責任者)、アストマックス投信投資顧問の白木信一郎取締役、ヤフー・ジャパンの大塚友晴ファイナンスサービスマネージャー。

冒頭、福岡銀行の五島久執行役員FC推進部長(当時)は、「AIが人間の知的労働分野に進出し、金融機関にもフィンテックという新たなイノベーションの動きもある。AIを活用した投資とはどんなものなのか?
一方で、藤野さんの様に人の可能性に投資し、多くの投資家に支持されるファンドマネージャーもいる。今日は、皆さんに投資の楽しさを知ってもらいたい」とあいさつした。

第一部

人の可能性に投資する! 成長企業を発掘する投資家の目線

「株価指数の予測はしない 独自の基準で成長しそうな会社を探し投資する」
藤野氏はファンドマネージャー歴27年。全国の成長企業のトップを取材、集めた情報を基に「ひふみ投信」を運用する。テレビ東京の『カンブリア宮殿』で対談した作家村上龍氏は、同投信を「信頼と希望のファンド」と評した。

果たして日本株は有望なのか?「“失われた10年”と言われるが、2002年に上場した企業のうち70%の1705社の株価は2倍に上がっている。利益も会社の価値も2倍。そのうち大型株はたったの4%、96%が中小型株。大きくて有名な会社への投資が安心・安全ではない」。藤野氏の説明に「へぇー」と驚きの声も。

「日本には見過ごされている成長企業がたくさんある。有名だから、大きいからということで成長しない会社に投資してはお金を失う。 一生懸命足を使って探し、会社のビジョンをはじめ、経営者や社員が生き生き働いているか、オーナーシップはあるかなどを見て、本当に成長している会社を探し、投資することが大切」と力強く語った。

第一部 動画
第二部

AI(人工知能)とビッグデータの活用で投資の世界に見えてくるもの

「プロの投資家をも惑わせる“自信過剰バイアス”AIなら合理的な判断ができる」
二部は岡田氏と白木氏による講演。岡田氏のマグネマックス・キャピタル・マネジメントは、人工知能(AI)とアルゴリズムの研究者が集まる投資顧問会社。 白木氏のアストマックス投信投資顧問は、投資信託の組成を主な事業とする。ともにヤフーグループ。2016年12月、日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」のビッグデータをAIが解析して投資先を判断するAI投信「Yjam(ワイジャム)プラス!」を協同で開発、運用を開始した。

白木氏は「国内の個人資産は1700兆円で、その半分は現金・預金。一方、米国は現金・預金の比率が低く、株式投資は日本の4倍。1996年から20年間で米国の家計金融資産は3倍になったが、日本は1.5倍にとどまった。 日本では投資、資産運用への抵抗がまだある。お金に働いてもらう楽しさをすべての人たちに知ってもらいたくて三社でYjamブランドをつくった」と語った。

岡田氏は「多くの人は長期投資がいいのは分かっている。しかし、株価指数の変動に惑わされ、高値で買い、安値で売ってしまう」と分析。 さらに「ヒトが投資をする際、自分は絶対失敗しないという“自信過剰バイアス”が働き、天才ファンドマネージャーさえも失敗する。バイアスから逃れられないのは人間の性(さが)。 しかし、AIファンドならばその心配はない。常に長期的視点で、日々の動きに一喜一憂することなく、24時間、世界の株式市場のチャンスをうかがいながら膨大なデータを分析して最適な判断をしてくれる」。

Yjamが目指すのは、「中長期的によいパフォーマンスが得られて、手数料が低く抑えられているので『20年後にフタを開けてみて、持っていてよかった』と思っていただけるような投信」だという。

第二部 動画
第三部

ついに激突!? 勝つのはヒトかAIか

「大事なのはヒトの直感や共感」「ビッグデータの分析はAIにしかできない」

三部は一転、檀上がリングに。プロレス風トークバトルの始まりだ。黄金マントをひる返し入場した、ヒト代表の藤野氏。続いて銀色マントをまとうAI代表の岡田氏が登場。ゴングとともに白熱の舌戦が繰り広げられた。

第1ラウンドでは、幾度ものAIの挑戦に勝利してきたという藤野氏が「囲碁ではAIがヒトに勝った。しかしマーケットは難しい。天気やニュースで動く。データでは分からないこともある。私は会社訪問をする時に受付の傘立てを見る。 晴れているのに傘がある。社長も直せと言わなければ率先して片付ける社員もいないということ。士気の低い会社に投資してうまくいくのか」と岡田氏に詰め寄った。

第2ラウンドでは藤野氏の挑発を受けて立つ岡田氏。「あなたが見ている世界は小さすぎる。私たちは世界中を見ている。ギリシャの株、アメリカの株、投資チャンスはどこにでもある。 世界中の情報を集めて、解析できるツールを使わないなんてどうなんでしょう?あなたが会社の業績判断に用いる傘立てだが、すべての会社のチェックはできない。それに人間はいつか死ぬ。AIは死なずに進化する」と反論。

早くも最終ラウンド。藤野氏は「AIは過去データの分析はできても、未来は分かるのか。新しい価値を付けることができるのか。大事なのはヒトの直感や共感。データをいじくり回しても結果は出ない」とのダメ押しに、岡田氏はタジタジ。

そこに、電光サングラスをかけた白木氏がパイプ椅子を振りまわして参戦。「AIに未来は判断できない、会社訪問もしない。 しかしAIは休まない。体調も変化しない。さっき舞台裏で『ひふみ』には花粉症が多いと聞いた。ボーッとして判断を誤ることはないのか」と反撃すると、会場からはどっと笑い声が。
「AIにそれはない。5000万人のビッグデータの解析はAIにしかできない」と強烈な援護射撃を放った。ダメージを受けた藤野氏からの最後の攻撃。「ヒトは死ぬ。しかし投資技術は先輩から後輩に受け継がれていく。だからヒトはAIには負けない」。

判定はいかに? ファンドの運用実績、分析力、分析の質、ファンドマネージャーの心、潜在成長率の5項目での判定で結果はドローとなった。頭を抱えてうなだれる藤野氏。
レフェリーは、実は藤野氏がフェイスブックに「AI活用を考えている」と投稿していたと明かし、岡田氏は「尊敬する藤野さんのライバルになるつもりはない。ひふみ投信とYjamのお互いの良さを持ち合い、一緒にAIで新ファンドを作るのはどうか」と応じた。

第三部 動画
第四部

コツコツ投資のすすめ~投資手法や投資応援ツール等のご紹介~

「敵はタンスと壺 コツコツ積み立て投資が、個人資産や日本経済をよい方向に導く」
四部はヤフー・ジャパンの大塚氏と福岡銀行の五島氏を交えたトークセッション。
藤野氏は「資産は時間をかけて増やしていくのが重要。月々少しずつの積み立て投資をお勧めしている」と言う。
五島氏も「コツコツ投資では、月々一定額を積み立てることで、リスクを抑えることができる。積み立てには、価格が下がっても口数を多く買えるというメリットがある」と話した。
白木氏は、米国のカリスマ投資家ウォーレン・バフェット氏の「Equity(投資家)のEnemy(敵)はExpense(費用)とEmotion(感情)」という名言を引用。「タイミングにとらわれず、コツコツ積み立て投資が、有効な資産形成の方法」と述べた。
大塚氏は、投資応援ツールとしてヤフー・ファイナンスのホームページやスマホアプリを紹介。どのような投信が注目されているのかは気になるところ。「結婚、自宅購入、教育など目的別の検索ができたり、様々な投資信託の概要もわかる。 販売会社等の情報も掲載している」と説明。初心者向けコンテンツでは図やマンガでのわかりやすい解説もあるという。

最後に藤野氏は「国内のタンス預金は現在100兆円。この2.5%の2兆5000億円があれば、経営難の東芝の半導体メモリ部門を買える。 国民はAIやヒトより自分のタンスや壺(つぼ)を信じている。それに負けない運用をしたい」と語り、岡田氏は「将来への恐怖からタンス預金が増えている。 こうした状況が経済にとっての一番の敵。これを動かしていくのが使命。経済がよくなるといい循環が生まれる」と締めくくった。

第四部 動画

動画アーカイブ

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AI投資について詳しく

  • Yjamプラス!ウェブサイト
  • Yahoo!ファイナンス AI投資特集

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