水星観望

トイレの天文カレンダーをみたら、「3月の末から4月の頭にかけて、水星が日の入り後の西の空で見つけやすい」と書いてある。水星は、普段は高度が低く見つけづらい惑星のため、これまで観たことがない。そこで、霧ケ峰まで登り観察した。

下記は国立天文台の情報:日の入り30分後の水星の位置と水星の探し方

見つけ方:

方位磁石を使って真西を調べる。それから、こぶしを握って腕を伸ばす。このときの握りこぶしの幅は約10度。真西の地平線から、握りりこぶしを「ものさし」として使って、図から読み取った水星の位置を探す。


4月に入って雪、曇りが続き、観望の機会がなかったが、昨日は快晴となったので、15時過ぎに霧ケ峰に向かい観測ポイントを探した。

車山の肩(コロボックルヒュッテ)の手前にある「ドライブイン霧ケ峰富士見台」の駐車場からは、八ヶ岳連峰、南アルプス、御岳、乗鞍、北アルプスが一望できる。

水星は乗鞍岳の右側に見えるので、ここで撮影をすることにした。あいにく西側には春霞のような雲がでてきたが、夕方になれば水蒸気の状態も変わるだろうと考えねばっていたら、日没後50分位してだいぶ暗くなった頃に、火星の右下に水星を捉えることができた。

日の入り 2017/04/04 18:05 18mm, F=16, ISO=200, 1/80sec

2017/04/04 18:52 44mm, F=5.6, ISO=400, 1.3sec

2017/04/04 19:07 35mm, F=5.6, ISO=400, 4sec

2017/04/04 19:13 35mm, F=4.5, ISO=800, 4sec 美ヶ原の上に見える

 

おまけ:早春の八島湿原

 

 

カテゴリー: 歳時記 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です