秋葉街道を歩いてみた。朝6時37分駄科発の飯田線で水窪まで行き、152号線を北上した。
歩き始めて30分、JR大原トンネルを通り過ぎ、秋葉古道の標識を見ていると、地元の方が「古道の散策ですか?」と話しかけて来た。そして「水窪は南朝時代後醍醐天皇の孫(大鹿に隠れていた宗良親王の子供)を守るため地元領主奥山氏が城を築いた」などと、お手製の資料で地域の歴史的文化の話をしてくれた。
歩くこと約2時間で兵越峠との分岐に着いた。
ここで小休止を取り青崩峠に向かって進むと足神神社がある。 鎌倉時代に北条時頼の足痛を治した守屋辰次郎を祭った神社で、全国でも珍しい足の神様を祭る神社だそうだ。
神社から約40分で峠に到着。熊伏山に通じる山道からは遠くには遠山の谷が見えた。
軽く昼食を取った後、峠を下ると国道152号線の標識がある。しかし国道は土砂や落ち葉で覆い尽くされ、また至る所崩落していて、とても国道とは呼べないものだ。
あとでネットで調べると、この辺は中央構造線のもろい破砕帯のようで、とても国道を保全できるものではないことが判った。
水窪駅から歩くこと5時間半、かぐらの湯に到着。
そこでなんと松井夫妻に出くわしたので、一緒に近くのお蕎麦屋(丸西)でそばを頂いた後、湯につかり、平岡経由で家に戻った。
歩行データ:
歩行距離22.8㎞ 5時間27分