東洋経済のオンラインニュースに、『将来「人口が激変する」500自治体ランキング~2045年推計人口は2015年比で大幅に減少する』という記事が出ていたので、長野県の人口がどのように推移するか調べてみた。
・2045年、人口がかろうじて2015年レベルを維持できるのは、御代田町(99.4%)と南箕輪町(98.2%)のみ。
・人口減少率のもっとも大きい地域は、天龍村(27.8%)、根羽村(37.3%)、大鹿村(41.8%)であった。また飯田・下伊那で人口減少が少ない町は、高森町(82%)、飯田市(74.2)、豊丘村(74%)であった。
・新幹線効果
飯山市は、長野県の”市”の中で最も人口が減少し、2045年は半分になってしまう。単に新幹線の駅があるから各種開発が進み、他地域に比べ人口が漸減するというわけではなさそうだ。
いっぽう、軽井沢町、佐久市、御代田町は新幹線効果で企業の立地が進んだためか、減少率は少ない。下伊那も、ただリニアに期待をしているだけでなく、こうした各地域の実態を把握し、何をすれば人口減を緩くできるか、具体的な課題に落とし込む必要があるだろう。
ちなみに富士見町の減少率は65.5%で、周辺の原村(81.6%)、茅野市(81.8%)、北杜市(68.8%)に比べ減少率が大きい。あずさの停車回数が減ったのは致し方ないことか??
山梨県で特徴的なことは忍野村の人口減が少ないこと。(95%)
昭和59年(1984年)にファナック株式会社が移転し、村の人口が増加したことが要因のようだ。
国立社会保障・人口問題研究所 PDF:日本の地域別将来推計人口(都道府県・市区町村)