10月27日より柿の収穫をはじめる。適熟、未熟などを混ぜて5コンテナ採り、卓二さんの車で竜丘農協の集荷場へ供出。生柿の価格は大・適熟で120円(㎏あたり)だが、今年は7月の降水量が多く、また8月・9月と高温が続いたためか、例年に比べて玉が1.3倍ほど大きく、135g以上の特大サイズがほとんどだった。
加えて、円星落葉病が発生し、9月の後半に落葉・落実、早熟したものが多かった。10月31日に、さらに3コンテナ分の柿を取り、農協に出荷。合計8コンテナの生柿を出荷した。
▼円星落葉病と思われ柿の葉 (左が正常、右2枚が病気)
卓二さんによれば、今夏はとくに9月の降水量が極端に少なく、干ばつによる影響とのこと。確かに栗の木の下の柿は日陰のためか、葉っぱは青い。また豊丘、喬木のマツタケ山もたいへん不作とのことゆえ、干ばつの影響はあるかもしれないが、下久堅の他の柿畑を見ると、葉っぱは青く円星病は出ていない。農薬散布のやり方にも問題があるように思う。
干し柿作りの皮むきは、11月5日の午前中、白山の自動皮むき機を借りて、3コンテナ(約450個)を30分余りで終了。さらに今年は泰座から柿すだれ(フック付き)をお借りして、硫黄燻蒸後(イオウ:10g 20分・半コンテナ)にフックに吊るしたので、干し柿吊るしは半日ほどで終えることができた。
▼ほぞがとれてしまった柿は、半分にカットし乾燥状態を観察することにした。